こんにちは、杉本です。
今回は女性の生理についてお話したいと思います。
私は男性で、生きていく上で生理とは無縁で生きてきました。
この仕事を始めて、たくさんの方と真剣に向き合ってお話をして、様々な症状を見てきましたが……。
まさかこんなに多くの女性が、生理において悩みや辛さを抱えているとは思いませんでした。
生理というと、どのようなイメージがありますか?
生理痛や月経前症候群(PMS)など、痛みや辛さのようなネガティブな印象を持っている方が多いのではないでしょうか。
体に出る症状では、腹痛、腰痛、頭痛、貧血、不眠、体の冷え、吐き気、肌荒れ、めまい、むくみ、便秘、暴食、食欲不振など。
心に出る症状では、不安、憂鬱、イライラ、神経質になる、光や音に敏感になる、集中力の低下、無気力など。
生理「痛」とよく言いますが、実際にお話を伺っていると、多くの方がお腹の痛みだけではなく様々な不調に悩まされています。
また、症状には個人差があり、特に症状がない人もいれば、体を起こすことすら困難になるほど症状が重い人もいます。
そのように症状がある人は、生理中・生理前の期間も含めると、1ヵ月の約半分を何らかの不調が出る状態で過ごすことになります。
それも毎月です。
生理における症状自体が辛いのは言うまでもありません。
しかし、生理がネガティブなものになっている原因が他にもあります。
それは、その症状のせいで日常生活に支障をきたすことです。
仕事ができない、学校を休まなければならない、家事もできない、やりたいことができない、人に八つ当たりしてしまう、周囲に理解されない。
そんな自分に嫌気がさして、自分を責めてしまう。
症状が辛いから病院に行かないといけない、薬を飲みたくないけど飲まないといけない。
薬の副作用があっても、飲んだ方がマシなくらい生理による症状がひどい。
でも、どうしたらいいのか分からない。
今回の記事のタイトルの、「生理でシンドイ」の意味。
それは、
「生理自体がしんどいのではない。
生理によって起こる心身の不調、
それによって日常生活がままならなくなる苦痛、
それを解決できないこの状況が半永久的に続く、
そう思うとシンドイ」
という意味だと思います。
ではいったい、どのように生理と付き合っていくのが良いのでしょうか。
次回は「生理は体調管理の1つの指標」というお話をしたいと思います。