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伝え方の重要性

2019年9月27日

こんにちは。杉本です。

今回は「伝え方の重要性」というお話をしたいと思います。

 

忙しい毎日を送っていると、ついイライラしてしまったり、感情のコントロールが難しくなってしまうことがありますよね。

感情は沸き起こるものなので、簡単には制御できません。

何らかの理由でネガティブな感情が起こる(ストレスを感じる)と、攻撃をされたと勘違いして、様々な方法で身を守ろうとします。

 

そのうちのひとつが、言動が荒くなってしまうこと(キツイ言葉、冷たい態度、横柄な態度、八つ当たり、無視、威圧など)です。

 

言動が荒くなると、今度はそのような態度を受けた人がネガティブな感情を持つ(ストレスを受ける)ことになってしまいます。

無意識でいると攻撃をされたと思うので、身を守ろうとして同じように言動が荒くなり……。

気付かないうちに連鎖してしまい、状況がどんどん悪化していきます。

家庭、職場、学校、友人関係などで、コミュニケーションが上手くいかない原因です。

 

「言動を荒くすることでストレスを回避できた」という成功体験を重ねると、失敗して自分で気付くまで、そのやり方を繰り返します。

機嫌が悪い態度を取って支配しようとしてくる人は、そのような成功体験を積み重ねてきた人です。

いつも相手が譲歩する形で無理やり解決させているので(自分が受けるべき負担を相手に肩代わりさせただけなので)、本当の解決はしていません。

相手は理不尽な目に合ったと考えるので、できるだけ関わりたくないと思うようになります。

次第にいろんな人と深く関わることがなくなるので、摩擦も減ります。

表面上は上手くいっているように見えますが、問題は深刻化していく一方です。

気付いた時にはもう手遅れ、失われた信頼関係を取り戻すのが困難になってしまいます。

 

自分の非、失敗、未熟さを認めるのは勇気が要ることです。

ましてや、何年も何十年も続けてきたことなら尚さら。

頭では理解していても、「ごめんなさい」や「ありがとう」を言うことが難しいと思っている人もいるでしょう。

 

自分の悪いところを認められず、変えられないとなれば、状況が良くなることはありません。

変わらなくても現状維持できると楽観視する人が多いですが、実際は気付きにくいレベルで緩やかに下降し、どんどん状況は悪化していきます。

 

伝えるというのは、自分の思いを言葉や態度でぶつけることではありません。

 

何のために伝えたいのか?(目的)

どのようにして伝えたら相手が受け取りやすいか?(方法)

よく考えないまま話してしまうと、お互いに嫌な思いをして、不本意な結果を導き出してしまいます。

 

心にあるモヤモヤは相手にぶつける前に、自分ひとりで整理すると格段に伝えやすくなります。

それは、紙やスマホのメモ機能でもいいので、思っていることをひたすら書くという方法です。

溜め込んでグチャグチャになってしまっているものを、一旦全部吐き出すことによって、感情と思考の整理をします。

書いたものを誰かに見せる必要はありません。

 

伝えるって大変だな、骨が折れるなと思いましたか?

あまり意識せずともある程度ラクにできてしまう人と、得意ではない人がいます。

ですので、最初から上手くいくとは限りません。

もしコミュニケーションが誰でも簡単にできることなら、人間関係で悩みを抱える人はこんなにたくさんいないでしょう。

上手くいっていなかった期間が長ければそれだけ難しいということなので、焦らず長い目で見るようにすると不安は減ります。

 

伝えるというのは、伝える対象があってこそできることです。

話を聞いてくれる、というのは当たり前のことではありません。

貴重な時間や労力を使ってあなたと向き合おうとしてくれているんです。

 

もし伝えたい相手がいて、伝えることによって自分も相手も良い方向に進むようにしたいなら……。

まず、話を聞こうとしてくれることに感謝しましょう。

そして、相手の心に届くように、工夫して伝えてみましょう☺

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